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4.クレジットカードのセキュリティ

クレジットカードのセキュリティ問題は
@カード自体にかかわるもの
Aコンピュータシステム利用にまつわるもの
Bネットワークを介した通信に関するものがある。
 現在、わが国におけるクレジットカードは、磁気記憶媒体(磁気テープ)を貼付した磁気ストライプ方式が主流である。クレジットカードやキャッシュカードの裏にあるカセットテープのようなラインがそれだ。 かつてプラスチックカードといわれていたころには、磁気記憶媒体もないただの名刺大のプラスチックの下敷きのようなもので、偽造されやすいものだった。また、本人確認はカードの署名(サイン)で行ない、盗難・紛失については個人信用情報データベースと盗難・紛失カードリスト等でのカード会員番号の照合を行なうことで処理していた。

 現在では顔写真印刷や特殊印刷、ホログラム技術、ホストコンピュータ側での暗証番号管理などにより、カードそのもののセキュリティを高めている。今後はさらにセキュリティを高めることができるICカードの導入など、クレジットカードそのものが変わる日も近いだろう。

磁気ストライプ方式のカードは、製造コストが安価で、物理的に曲げや圧力に強いが、磁界に弱く、記憶容量やセキュリティにおいて限界がある。これに対しICカードは、CPU(マイクロプロセッサ)とメモリ内蔵のICチップにより、高いセキュリティと大きな記憶容量で多目的利用が可能である。ただし、静電気や曲げには弱く、製造コストが高い。製造コストの問題が解決してしまえば、クレジットカードのICカード化が進むことは間違いないだろう。 

以上述べたカード自体にかかわるセキュリティ以外には、次のような問題が存在している。コンピュータシステムセキュリティには、
@機密性(アクセスする権限がない人間は絶対にアクセスできないようにすること)
A保全性(コンピュータシステムに保有される情報の信頼性と不正な憶報改ざんを許さないこと)
B可用性(障害が発生しても即座にシステムの完全回復ができ情報アクセスが可能になること)

の三つが必要である。 
ネットワークを介した通信に問するセキュリティには、コンピュータシステムセキュリティの@機密性、A保全性、B可用性に、C信憑性(電文偽造や送受信の事実否認を防ぐこと)が加わる。国際ブランドでは、とくに通信経路の安全確保を考慮した決済の通信ネットワーク構築に留意している。 また、最近とくに話題になっているのは、インターネットやパソコン通信などのオンライン・ショッピングにおけるカード決済についての通信データの暗号化や、暗号鍵を用いた電子決済、ICカード方式による電子マネーの開発などである。