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8.クレジットの金利があったりなかったりするのは?

 クレジットもクレジットカードも、ある意味では借金のI種なので、それなりの金利負担や手数料負担がどこかで必ず生じている。ショッピングクレジットを例にとれば、分割回数に応じて分割払い手数料を、利用者あるいは販売店(加盟店)またはその両方が負担するタイプがある。 

具体的に呉服店のショッピングクレジットでみると、たとえば「クレジット10回払OK、金利手数料ゼロ」などとうたってあっても、実際にどこにも金利が生じないわけではなく、クレジット加盟店である呉服店が金利手数料部分を負担していることになる。

 仮に金利手数料が5%かかるものと想定して考えてみよう。この場合は、消費者は金利がゼロでも、販売店(加盟店)が金利の5%を負担していれば、クレジット会社から販売店に入る代金は商品販売代金の95%となる。また、「クレジット10回払OK、金利手数料2%」といった場合には、消費者が金利2%を負担し、販売店が残りの金利3%を負担しているため、クレジット会社から販売店に入る代金は商品販売代金の97%となる。 このように表面金利だけではわからない手数料のしくみが、クレジットシステムには隠されている。

どのような金利体系を選択するかは、販促戦略を考える販売業者のスタンスで決まってくる。展示即売会などの催事の際には、金利手数料を販売業者が全額負担して、消費者の金利負担がゼロといったパターンが一般的である。

これはもともと、呉服というものが粗利益が高いということもあるが、商習慣上、掛け売りの時代には金利手数料はゼロだったということに由来している。つまり商品の性格に応じて、クレジット金利が選ばれているということなのだ。

 クレジットカードの場合は、一般的には分割払いを行なうときには、返済回数に応じた金利手数料を消費者が負担しなければならない。分割払いの一種であるリボルビングにしても同様だ。クレジットカードの手数料負担は、カード利用者のみならず、商品販売店である加盟店も負担しているのが一般的だ。この手数料を業界では「加盟店手数料」と呼んでいる。

 加盟店手数料の平均は、現在のところ4〜5%くらいと考えておけばいいだろう。ただし、飲食店などの加盟店手数料は7%前後と高いものになっている。 また、ボーナスー括払いやボーナスニ括払いなどの場合も、同様に加盟店が手数料を負担することで消費者は手数料負担なしというケースが多い。ただし、一部加盟店においては、手数料を消費者に負担させているケースもあるので、利用の際には必ず手数料について事前確認しておく必要がある。 加盟店手数料などの体系は、クレジット会社と販売業者(加盟店)との取引実績や深耕度合いに応じて決められており、一つのパターンに収まるものではない。